レジスタサーバに隣接していないUAのためのSIPヘッダ拡張

レジスタサーバに隣接していないUAのためのSIPヘッダ拡張は、3GPPなどレジスタサーバの間にプロキシが入る場合にコンタクトが複数ホップを指定するための拡張である。

そのため、'path'ヘッダを導入している(それにともないSupportedヘッダの'path'パラメタも導入している)。

  • 配下のUAへ着信するときに必ず通らないといけないproxyをロケーションサーバへ登録するために、'path'ヘッダをサポートするプロキシは、その'path'に入りたい場合には、レジスタメッセージをプロキシする際に'path'ヘッダを追加する(record-routeのように)。
  • レジスタサーバの背後のロケーションサーバは、contactの他にpathベクタもバインディングしておく。
  • この他のUAがこのロケーションサーバにアクセスしたときにはコンタクトの他にpathベクタも取得し、これらの情報からrouteヘッダを作成する。ルースルータでない場合には当然のことながら、routeとrequest-uriの間の変換が伴うことになる。
  • Home Service Proxy以外のプロキシにはこの拡張で動作がかわることはない。