差別落書き事件?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070301-00000151-jij-sociによると、平和記念館のノートに落書きがあったようだ。内容は、「しょせん君らは僕らの植民地です」とのことだ。本来このノートは平和記念館の観覧の感想を書くためのものにも関わらず、関係のないことを書くという人がいるのは残念だ。
しかし、「約12カ所に差別的な文言が記されていた。筆跡から同一人物によるものとみられる。」とのことだが、差別的なのかどうか疑問だ。そもそも、日本語として意味をなしていない。これを書いた人は日本語能力が相当低い人と思われる。しかし、植民地というような比較的複雑な語彙を使うことはできるようだ。
こんなアンバランスな落書きを誰が書いたのだろうか。そして、日本語として意味をなしていない文章を「差別的」と断定できるのか、理由が知りたいところだ。
「君」も「僕」も「植民地」と結びつかない。そしてもし結びついたら、どういう文法的解釈であるのか、そして、「誰」が「誰」を差別しているのか知りたいところだ。
しかも、「ハングルや中国語の感想に対して、韓国人や中国人らを差別する言葉が書かれていたといい」とのことから、ハングルや中国語に堪能な人ではないかとの推測も成り立つ。堪能でないと「ハングルや中国語の感想に対して」書くことはできないと思うのだが、少なくとも私の知っている日本人で、ハングルや中国語に堪能な人はいない orz (英語とかならいるけど)。余談だが、その「ハングルや中国語の感想」の内容にも興味がある。記念館職員が「差別的だから撤去を決めた」のであれば、ハングルや中国語はもちろん、すべての言語の差別的表現があったかどうかをいちいち検査して差別的でないことを確認していたことになる。
また、コンテキストも重要だ。いったいどんな感想に対して「差別な文言」を書いたのかという文脈を明らかにしないと、報道として意味がない。
# やらせ事件じゃないのかなぁと思ってますが何か。