TBS多事争論

最低ですね。
この放送局は、いわゆる従軍慰安婦問題について、これまで「国家による強制」であることを問題にしていた訳です。当時「慰安婦」というのは合法であり、そこはもともと問題ではなかった訳です。だからこそ、「広義の強制」とか訳の分からないテクニカルタームが生まれた訳ですが、そういう経緯を無視したのか、

慰安婦問題でニュースで報じられているようなことが続いておりますけれども、仮に、軍の強制が直接であったか間接であったか、あるいは狭義の、あるいは広義の強制があったかという、そういう議論をいくらしても、慰安所があって、慰安婦というものが存在したということは消えません。こういう事をくどくどと説明して、どれほどの意味があるんだろうかと思います。

こんなひどい論点のすり替えがあるでしょうか? そもそも日本の総理は「強制したこともないし、強制があったという証拠がない」ので、「強制があったから謝罪するべき」という議決には従う必要がないということを主張している訳です。だから「強制性の有無」は論点以外の何者でもないです。
しかし、もしこれ(慰安所があって、慰安婦というものが存在していたということが消えません)が論点ならば、慰安所慰安婦の存在を論点にするべきであり、「国家によって強制された」ことを問題とするべきではありません。
しかも、仮に、存在そのものが問題だったとして、軍(国家)の強制があったかどうかを説明して意味がないなら、軍(国家)の行為を問題視することが意味がないことに気がつきませんか?それは当時の法律を問題にしていることに他なりません。当時合法だった法律を今の基準で判断することにどれほどの意義があるのでしょうか。現在の法律を他の国や他の時代に適用したら大変なことになると思うのですが。その時代にはその時代の法律があり、それはそれで尊重するべきことくらいはいい大人ならわかると思うのですが。
ここから先は推測ですが、おそらく貧しい人が娘を売ったり、悪徳な業者がだましたりしたことがあったのでしょう。慰安所慰安婦の給料は当時の士官を越える高給ですので、そういう人がいても不思議ではないです。いまの水商売や風俗の人の給料がびっくりするくらいのと同じでしょう。問題視するなら、当時の悪徳な業者でしょ。その上で、そういう悪徳業者を取り締まらなかった政府の責任だというなら理解できるけれど。

慰安婦は当時の法律では合法なのでこれを問題とすることはできないはずです。
まぁ、筑紫哲也(朴三寿)にとっては日本http://d.hatena.ne.jp/images/admin/markup_url.gifを貶められればどうでもいいのかもしれません。