住基ネット侵入実験に関する専門家の発表に総務省が「待った」 | スラド
いわゆる住民基本台帳ネットの長野での報告が差し止められたようだが、幸い報告者のblogにプレゼンテーション資料が掲載されているので読んでみた。
http://www.ejovi.net/archives/2004/11/my_juki_net_pre.html
これによると、危険性として
- 責任の不足
- 複数の点における御用
を最初にあげているのが興味深い。まさにそのとおり。また改善点として
- 責任管理
- ネットワークデザインと信頼関係
- 災害復旧策
- IDSとFirewallsは解答ではない
- アプリケーションのプログラミングコードの監査
- 地方行政コミュニケーションのためのPeer to Peer方式の検討
を挙げている。これを総務省が差し止めたというのがだから「責任の不足」を露呈しまくりだ。技術的にいろいろ問題は出てくるであろうが、だめなものはだめだと認めて、だめじゃないものに変えていかないと取り返しの付かないことになるだろう。その前にそういう政府を選択した国民も「責任の不足」を自覚しなくては。