セッション開始プロトコル(SIP)のための発呼側プリファレンスつづき
実はこのRFCではrfc3840で参照されている記法を用いてプリファレンスを記述する。
また、発信側はReject-Contact、Accept-Contactという二つのヘッダで発信者の意図を記述する。
発信側と受信側のメタコミュニケーションは以下のように行われる。
- Accept-Contactヘッダについてターゲットセットのそれぞれのコンタクトについてマッチングセットを計算する。最初はAccept-Contactのすべての述語を含んでいる。
- RFC 2533[2]のマッチングルールに基づきコンタクトの述語と対応付けさせる。
- マッチしなかった場合で、Accept-Contactがrequireフラグを持っていた場合、ターゲットセットからContactは削除される。
- マッチしなかった場合で、Accept-Contactがrequireフラグを持っていなかった場合、ターゲットセットからContactは削除されない。(Accept-Contactはマッチングセットには入らない)
- RFC 2533[2]のマッチングルールに基づきコンタクトの述語と対応付けさせる。
- 残ったターゲットセットのそれぞれのコンタクトについて、プロキシはマッチングセットの述語それぞれに対するスコアを計算する。スコアは0から1の間である。
- Accept-Contactの述語の数をNとする。それらの述語は一つのフィーチャータグを含んでいる。コンタクト述語が同じフィーチャータグを含んでいるとスコアは+1/Nする。
- コンタクト述語にフィーチャータグが含まれていないとき、スコアは変化しない。