アノ国のメンタリティ

人民網日本語版によると、「ギョーザ事件と北京五輪は何の関係もない」とのこと。

国家品質監督検査検疫総局の魏伝忠副局長は13日の会見で「中国製ギョーザ中毒事件は残留農薬が引き起こした構造的な食品安全事件ではなく、個別の事案だ。本件とオリンピックの食品とは何の関係もない」と表明した。

魏副局長は記者の質問に対し「今回の事件で国際社会が中国食品の安全性に懸念を抱くのは正常な反応だが、その必要はない。これまでの調査から見て、本件は個別の事案であり、食品安全体制の問題ではない。中国政府と北京五輪組織委員会は、整った、効果的な食品安全管理体制を構築した。オリンピックの食品の安全は完全に確保されている」と述べた。

また同局の李長江局長は「中国政府はかねてより、製品の品質と食品の安全を高度に重視している。国内用食品にも輸出用食品にも厳格な管理・生産基準がある」と述べた。(編集NA)

人民網日本語版」2008年2月14日

典型的なアノ国の反応です。餃子事件を個別事案としているが、「厳格な管理基準」があり、何者かがそれを破っている以上、食品安全体制の問題としか言いようがないですね。仮に、基準を破る行為ができるのは個別事案としても、それを検出し、処罰できないのは体制の問題でなければ何なのか。体制を構築しても運用できないと全く意味がない。今回の問題は彼らの理屈に乗っかると、「体制はあるが、何らかの方法で体制の裏を出し抜いて毒物が混入された」といっているわけで、出し抜かれた以上、体制の問題と考え、再発防止策を打つのが通常の反応。個別事案として無視するのがアノ国のメンタリティ。
こんな国モドキにはリスクはあってもビジネスチャンスはないって会社の上司に言っても聴きやしない。上は人口というパイが魅力すぎて視力がチャレンジされているになっているみたい。日本の10倍のパイなので、ある意味では分からないではないですが、まぁ、こんな会社に長居するつもりはないのでどうでもいいですよ。どうでもいいことなのに書いてしまってすみません。これはどうでもいいということを猛烈に分かって欲しいということをつたえたくて...(以降、なんとなく神聖モテモテ王国参照)