三ツドッケ--酉谷山--天祖山山行報告書

結局5/5--5/6という行程で行ってきました。

東日原(9:18)

あいにくの曇り。今回はウェットコンディションなので、他の人に遭遇せず静かに歩けると予想。しかし凄い霧で斜面を霧が駆け上がったりしていた。最初の急坂を越えるとあとはかなり楽。しかし最初の急坂は体が温まっていない状態での幕営装備だとかなりきつい。途中トレイルランニングの人とすれ違った。

一杯水(11:30)


ほぼ予定通りに一杯水へ到着。テーブルで6〜7人が休憩していてトレイルランニングの人の話題で盛り上がっていた。5時ごろ雲取山荘を出てた人たちだったのが途中でトレイルランニングの人に抜かれたとか。避難小屋の水場は見つけられなかったが、なおっているとのこと。

三ツドッケ(12:11)


三ツドッケへのアプローチは一杯水避難小屋裏から尾根を登って行くだけ。三ツドッケ(三つの突起)なのでアップダウンがあるが、頂上の見晴らしは非常に良い。曇りで何も見えなかったけど。なんでも頂上の木を勝手に伐採した人がいたのだそうだ。現行犯逮捕だって。

七跳尾根分岐(13:31)

だいたい予定通りに進行したが、酉谷避難小屋が土台の崩落のため使用停止とのこと。小雨が降ってきてテントは嫌な感じなのだが。

酉谷山避難小屋(14:24)

しょんぼりして避難小屋に到達。なんと先客がいて、ゴンパ尾根から登って来たとのこと。翌日のコースも同じ天祖山ということなので一緒に行動することにした。めずらしぃ。

酉谷山(14:56)

酉谷山は避難小屋から15分ほどなのだが、意外に遠く感じた。景色は南斜面がすばらしかった。刻々と変わる雲海を眺めているのもいいものだった。


他に誰も来なかったため、熟慮の上、避難小屋へ避難して、お互いの情報交換をして9時ごろ就寝した。
翌日は5時前に起きて、6:52に行動開始した。

行福のタオ(7:21)

この辺から先には水場さえあればよい幕営場となりそうな場所が所々あった。が、撮影してませんでした orz

タワ尾根の頭(8:41)

やたら崩落と枯れ木が道を阻んでいてこりゃ初心者向けじゃないと思った。そして天祖山の裏の顔である氷川鉱山の実態が明らかに。

梯子坂のクビレ(9:23)

水松山分岐から残念なくらい下ることになる。そして梯子坂のクビレには、通行止め情報が掲示してあった。幅600mに渡っての土砂崩落によるそうだが、そりゃ採掘のせいではないかと。
そしてここから失った200m程度を取り返すための登りが始まるのだが、1671m峰までの数百メートルの行程は特に幕営装備ではつらかった。実際、登っている途中で巻き道を探した踏み後がいくつもあった。辿ってないのでどうなっているかは不明。

天祖山(10:13) 10:43出発

天祖山で大休止した。なんと山頂プレートがない。そして北側の少し下った目立たないところにプチ神社(仮称:白石山神社)が。茄子や人参など新鮮なお供え物まであり、現役。

天祖神社(10:48)

この天祖神社は一般の人は使用禁止だそうです。この辺の神社はさっきのプチ神社を除くと、鳥居がないみたいです。不思議。で、ここから石灰岩質の岩場を下る楽しいコースが始まります。が、幕営装備ではきつかった。ただ、日帰りピストン前提なら変化に富んで楽しいと思います。
まわりの斜面の角度はこんな感じ。

大日大神(12:03)

なんというか、天祖山の建物はみんなこんな感じ。もっと凄いのも撮ったけど。

一番立派なのがプチ神社とは。そしてここから地形図通りあり得ない角度の下りが始まるという。もちろん、つづら折りなので大丈夫だが、ところどころに滑落注意の張り紙が。最後は目の前にある林道へ高度を下げるためだけの迂回とか。

天祖山登山口(13:11)

ということで、一時間遅れだが、行動開始が早かったのでほぼ定刻で到着した。