アノソラへレビュー
negiccoとか言っても知らない人が多いだろう。negiccoとは、
Negicco(ねぎっこ)
新潟の名産品「やわ肌ねぎ」のPRユニットとしてデビュー以来、
ローカルアイドルのトップランナーとして全国的に注目されています。
オフィシャルより。なんと控えめなプロフィール。wikipediaによるとこんな感じ。
Negicco(ねぎっこ)は、主に新潟県を活動拠点とする女性アイドルグループ。
2003年7月結成。元は、JA全農にいがたが展開する、新潟の名産品「やわ肌ねぎ」のPRキャンペーンのために結成されたローカルアイドルだったが、キャンペーン終了後もそのまま活動を継続し、新潟県を中心に県外でも活躍している。
2003年というとPerfumeでいうと水道夏のころです。
EARTH
ゴージャスな感じのスケールの大きな曲。バブルの頃によくありがちな展開だが、今、聴くとまたよし。メインストリームのJPOPが失った進化の方向性をもう一度問いただす可能性を秘めた曲。
Summer Breeze
イントロがかわいい曲。このミニアルバムの中ではもっとも普通のJPOPな感じの曲。だが、この曲は詞に注意して欲しい。軽く読むと普通の恋愛の歌だが、「あなた」をPerfumeに置き換えると、大変なことに。というのも、negiccoのメンバーはPerfumeのファンを公言しており、後述のMy Beautiful Lifeも「Perfumeみたいな曲がやりたい」とリクエストして実現したという噂(その後、私たちはPerfumeとは違います。音楽性をかえるという訳ではないです。みたいなことをどこかで言っていた。)。それの真偽はさておき、同じローカルアイドルから始まり、いまや日本を代表するアイドルグループの一つになったPerfume。しかし、Perfumeとnegiccoは売れない時期はほぼ同じ状況だった訳で。深い。
My Beautiful Life
youtubeとかで聴いているバージョンとちょっと違い、イントロ追加。すんごく格好良くなっている。この曲がnegiccoとの出会いの曲だが、改めて聴くとやはり良い。せつな系乙女ハウス最高。remixの母体としても良さそう。最近のPerfumeが失ってしまっているハウステイストがここにはある。なお、negiccoにはめずらしく、棒読み歌唱。これがまた良い。わかってるねぇ。ただ、こういう曲が今後negiccoから出ることはないんだよね。いや、出ても良いのですよ。negiccoにとってのタイミングがくれば。ハウス廚として待ってます。振り付けがPerfumeっぽいのは、歌詞を追っているスタイルのためと思われ。follower登場 - Fat Old Sunでは、パッチワークのようにPerfumeの振り付けを取り入れているとか書いてすみませんでした。
圧倒的なスタイル
ライヴでのエンディングで定番となっているこの曲。普通のJPOPなのだが、スケール感が無駄にあり、彼女たちの経歴と重ね合わせると思わず涙してしまう。神はなぜかAKBではなく彼女たちにこの曲を授けたという。深い。まさに深い。圧倒的。この曲をもらった彼女たちは幸せ者だ。
アノソラへ
これまた格好良いエレクトロ。重厚な感じで大好物。今回のミニアルバムここまではすべてconnie氏だったが、この曲だけATK氏。また作詞はnao☆ちゃん。この曲も詩がヤバフィす。深読みさえしなければ大丈夫。格好良すぎ。
総論
これからもEARTHやMy Beautiful Life、アノソラへのような良曲を出していれば、世界が変わるよ。あきらめたらそこでおわり。ハウステイストが減ると私はフェードアウトすると思いますが。
それにしても、ミニアルバム「アノソラへ」の出来は秀逸といか言いようが無い。ほんとうに素晴らしいのだが、amazonもjbookも扱ってない。現場の人に聞いた話だが、タワレコとかの大型店で扱っているらしいが、不明。
Negicco Official Home Pageで試聴出来るので、まずは聴いて欲しい。まぁyoutubeでも検索出来ると思うが。そして、気に入ったら是非ライヴに行ったり音源を買おう。まぁこれは音楽ファンの基本動作と思うが。すぐ買わなくても良いし、そういう機会があったときに、思い出して買って欲しい。私も、My beautiful Lifeは好きだったが、今回初めて音源購入したし。音源を買うって、本来はもっと高くつくはずなのにね。安過ぎ。ライヴとの違いがないと音源ビジネス厳しいよねぇ。