鷹ノ巣山-石尾根-雲取山-長沢背稜-ヨコスズ尾根登山

結局、稲村岩尾根から鷹ノ巣山、石尾根、雲取山、長沢背稜、酉谷避難小屋、一杯水避難小屋、ヨコスズ尾根というルートとなった。二日目に雲取山から一杯水避難小屋まで行くのはちょっと辛かった。避難小屋人気あり過ぎ。

稲村岩尾根--鷹ノ巣山

稲村岩尾根は相変わらず単調な登りだったが、今回は大幅なロスなく登りきることができた。山頂直前の急登部分はアイスバーンになっているのでアイゼン装着したほうが無難だったが付けなくとも登れた。

山頂からの眺めはすばらしく、富士山もくっきり。東側はランドマークタワーも望むことができた。これまで登った中で一番の眺めだった。大寺山の仏舎利塔に今更ながら気がついた。

石尾根

石尾根(巻き道)はほとんど雪もなく気楽に歩くことができた。ところどころアイスバーンがあるので注意した。が、数回滑ってしまった。七ツ石小屋水場は生きていた。写真はブナ坂。奥多摩小屋には数張りのテントがあり、水場には補給の列が出来ていた。ここで自分も水を補給。

奥多摩小屋すぎからだんだん辛くなってきて、外国人パーティと競うように雲取山避難小屋へ到着(15:40)。

雲取山避難小屋

夕暮れが近づくにつれてどんどん人がやってきて15人くらいになった。もうパンパンでにぎやか。日没の写真を取ろうとしたが失敗して、日没後になってしまった。

他の人の話だと、夜は星空が素晴らしかったそうだが、夜の寒さが心配ですぐに眠ってしまったので見れなかった。
翌日、気温は-10度まで下がったが、みんな起きだして日の出を鑑賞。自分のカメラは日の出直前でダウン。-10度まで動作保証なのに。写真は日の出30分前。

日の出後は、相模湾三浦半島東京湾が望めることが判明。東京湾の向こうには房総半島らしき影も見えた。凄い展望だった。他の人々は日の出を見るとそそくさと荷造りして出て行った。鴨沢へ帰る人が大多数。

大ダワから芋木ノドッケ

山頂直下からはアイスバーンでありアイゼン必須。芋木ノドッケへの登りは北風が強く非常に寒かった。写真では芋ノ木ドッケとなっている。どちらが正しいのか不明。

長沢背稜から酉谷避難小屋

芋木ノドッケで体力を消耗したので一杯水避難小屋までは無理だろうと判断して酉谷避難小屋に目標を変更した。長沢内料は人影少ないことで有名だったが、3人もすれ違った(しかも抜かれた)。石尾根とは全く違う雰囲気だった。結果的に全員酉谷避難小屋宿泊。こちらも定員ちょうどという形だった。日没や日の出に興味のない人たちだったので一人で日没を見るために酉谷山へ登ってみたが、間に合わなかった上に山や林に遮られごらんの有様だよ

日の出も無理そうだったのであきらめた。

酉谷避難小屋から一杯水避難小屋

途中花戸岩というところがあり、ちょっとした展望台になっている。石尾根の山々から天祖山あたりまで見ることができた。写真は富士山の手前が鷹ノ巣山

一杯水避難小屋は立派な小屋で中にストーブがあった。

ヨコスズ尾根

このルートは以前に登りで使ったことがあったが、最後の日原に降りる所で中日原方面に降りてみた。日原の街が目前で途中でよくわからなくなり、適当に道を探して「巨樹の道」に合流して下山し、日原小学校跡に出た。
一見すると普通の小学校だが、平成6年に廃校になったようだ。http://homepage3.nifty.com/rurounotami/moku_nippara01.htmによると、時計は止まっているそうだが、きちんと動いていた。誰かが直したのだろうか。

コースタイム

一日目

東日原(7:25)--稲村岩基部(8:38)--鷹ノ巣山(11:05--11:40)--巳ノ戸の大クビレ(11:59)--千本ツツジ下(12:53)--七ツ石山水場(13:15)--ブナ坂(13:40)--奥多摩小屋(14:09--14:41)--小雲取山(15:13)--雲取山(15:30)

二日目

雲取山(7:40)--雲取山荘(8:04)--大ダワ(8:23)--芋木ノドッケ(9:16)--桂谷の頭(10:01)--長沢山(10:41)--アララギ山手前分岐(11:20)--(途中12:16--13:07まで食事休憩)--酉谷避難小屋(14:20)

三日目

酉谷避難小屋(6:45)--七跳尾根分岐(7:32)--一杯水避難小屋(8:36)--東日原バス停(10:20)