旧日原道探索(大沢から倉沢)

奥多摩駅前ではときどき「日原街道 地元学マップ」なるものを配布していることがある。そこには、バス路線沿いの名所を紹介してある訳だが、その中に日原古道(旧日原道)というのがある。今回はこの旧日原道をたどってみた。
地元学マップによると、「旧日原道は大沢〜倉沢間、現在の日原街道の対岸に位置しており、日原開拓時の600年前から昭和20年頃まで使用されていました。道幅が狭く、地形はほとんどが断崖絶壁で、眼下には日原が小さく見えたそうです。(後略)」
ということで、平石橋から大沢集落を通り、小菅集落へ向かう林道から古道へ入る予定。

小菅集落への分岐では、「この先林道崩落のため、諸車の通行禁止」との看板が。徒歩なので侵入。さすがに崩壊がいたるところで発生しているため、車では無理。No16号鉄塔はなぜか眼下に設置されている。これは初めて。
そして、終点では、なんと立ち入り禁止の鉄橋。というか、終わっている橋。これは、道路レポート 日原古道探索計画にもある鉄橋の地点。このあと、神社にお参りしてからこの先の道(旧道はここで鉄橋を渡って対岸へいくのが正解のようだが、橋が落ちているので無理)へ進むが、50mも進めず撤退。
この鉄橋で折り返す分には初心者でも大丈夫だろう。平石橋かから往復二時間も見れば大丈夫。終点では日原鉱山の姿が拝める。武甲山もそうだが、石灰岩の山は採掘されると無惨だ。